八ヶ岳の赤岳だけをアタック ― 2013年05月31日 23時25分47秒

梅雨の合間をぬって八ヶ岳アタックを試みる。
目指すは、赤岳、阿弥陀岳、中岳、硫黄岳、横岳、根石岳、天狗岳の
七ヶ岳。
初日の天気は非常にすばらしく富士山や南アルプスを一望し大満足。
でも想定以上の雪と足の重さに全然進まず
1泊2日で制覇したピークは赤岳のみとなり
八ヶ岳行ったけど一ヶ岳となんともさみしい結果となりました。。(^^;;;
それでも十分過ぎるほどお腹いっぱいな登山でした。
5月31日(金)
6:00 美濃戸口で登山計画書を提出していざ出発!!

っと思いきや、もう少し奥まで車で行けるみたい。
駐車料金は500円→1,000円になるものの
アプローチが30分短縮でけるので迷わず車でGo!!
ところが整備されていない道路にヘイポー もとい 閉口。。
道がガタガタでたまに車のお腹がガリガリとする。。
これは精神的によろしくない。。
みんなよくこんな道運転しますな。。
6:30 美濃戸山荘あたりで車を置いてほんまに出発
いきなり残雪とゆーか氷でお出迎え。
N.t.L!!サポート隊員として初登場のサンボ隊員は
初の雪道に悪戦苦闘!!
身長に一歩一歩進める。
9:00 行者小屋に到着も150分かかってる。。
いきなりのタイムロス。この先思いやられる。
それでも行者小屋から望む赤岳はすばらしい。
すばらし過ぎてほんまにこれ登れるんやろかと少し不安ww
登り終えた後、このテン場で生ビールを飲みながら
この雄大な景色を観れるのは幸せやなぁ〜
っと思いをはせながら、行者小屋に向かうと
営業は明日から。。
テン場代無料はうれしいけど、生ビールが飲めへん。。。 orz
テント設営していらない荷物を収納し登山ルートを再考。
阿弥陀岳直登ルートから中岳経由の赤岳は避け、
本日は足慣らしも兼ねて地蔵峠から赤岳そしてマムート階段で
行者小屋に戻るというお手軽コースに変更。
10:15 赤岳に向けて行者小屋を出発。
地蔵峠も残雪がありますがザクザクで軽アイゼンもいらない感じ。
10:50 はしご登場。
急なところはちゃんとはしごや鎖があるので
恐怖さえ押さえれればだいじょーぶや。
11:10 残雪をトラバース。
大げさに言うと滑落すれば下まであーれーっとなるんで
足場を作りながら慎重に進む。
ルートを外して雪を踏み抜くと膝までズッポシなのだ。
11:15 はしご+鎖場。
適度なスリルがめちゃ楽しいわ。
11:35 地蔵峠も終盤戦。
奥に構える南アルプスがステキや。
12:00 最後の鎖場を攻めるサンボ隊員。
六甲山ロックガーデンとボルダリングで
鍛えた技量を惜しみなく発揮!!
しかし、2,500mを過ぎたあたりから
軽い頭痛など高山病のきらいが。。
12:15 地蔵尾根完登。
ここからは赤岳をめざし尾根沿いを歩くだけ!!
っと思いきや意外に狭いところがあり
高所恐怖症のだまっちには怖いルートでした。。
この写真だけみたら笑いたくなるけど。。
めちゃ怖いっす。。。
赤岳展望山荘でお昼ごはん。
カレーうどーん!
ん〜レトルト使ったんで簡単でうまうまですな。
エーデルピルスの上品な苦味がふっとんでしまう。。(^^;;;
13:30 赤岳に向けいよいよ最終アタック開始!
こちらも急斜やけど鎖がサポートしてくれます。
後ろを振り返り続く尾根は硫黄岳、横岳と連なっている。
本来アタック予定のこれら山々も、
この進捗では無理やろーなぁ。。
とうすうすあきらめ感が漂う(^^;;
最後のアタック。サンボ隊員よくガンバった!
14:30 そして赤岳登頂!
なんでこんなに時間がかかるんやろか。。
当初予定ではもう帰りの行者小屋間近なはず。
しかも、阿弥陀岳や中岳を登らず回避したのに。。。
それにしても天気がよく日本中のみなさんが喜ぶ富士山もばっちり
上から見下ろすとテン場の行者小屋もちっぽけ。
14:50 下山開始! 下りもはしごや鎖場が多数。
ひとつひとつを丁寧にすればモーマンタイ。
15:25 中岳から阿弥陀岳に向かうルート。
しょーじき中岳までは楽勝そーやけど時間が。。
なくなくあきらめて下山ルートへ
15:30 いよいよマムート階段へ。
下から見たら転げ落ちてしまうんやないかと
思った階段も直面すると対したことはない。
そしてこの階段にうっとりとたそがれるサンボ隊員。
っていいますか。実は滑りゴケでした。。(^^;;
この階段。ギャップが大きくて大変で、
なれてへんと膝が大爆笑しちゃいます!
それにしても階段に刻まれるマムートの
マンモスマークがかっちょええ〜
16:20 階段が終了して平坦なルートになると再び残雪が。。
サンボ隊員の緊張がまた高まります。 (^^;;
16:30 テン場到着! テントは2張りのみ。
いや〜もーお腹いっぱいっすよ!
1岳しか登れんかったけど、難易度・スリル・景色
どれを取ってもとても満足。いやよかばい!!
さて、日の暮れないうちに晩ご飯。
今宵は育てるトマト鍋。
ソース作りからははじめ、具材をいっぱい煮込みまする。
ジャーン!! これが完成!!!
最初はあっさりし酸味もあるお味も、
鶏肉、豚バラ、チョリソー、玉ねぎ、ニンジン、バジル、、、で
だんだん煮詰まったりコクが増したりとおいしく仕上がります。
ワインにもぴったし!!!
っと自画自賛モードに入りたかったけど
既に氷点下モード突入気味でめちゃさぶい。。。
夕焼けの赤岳をしかと見届けそそくさと就寝。。。。 orz
赤岳とゆーよりは黄金ように輝いてました。いやー美し。
6月1日(土)
4:30 起床。
周りは薄ら明るく南アルプスの朝焼けが一気に目を開けてくれる。
あー幸せやなぁ〜
昨晩のトマト鍋の残りに中華麺を投入しとろけるチーズを
たっぷり投入し朝食をいただく。
朝もさぶくてコップに入れた水が
ミルミルうちに凍っていく。。 (>_<)
自慢のIwatanipurimus寒冷地仕様もパワーがでーへん。
とはいえブースターを使わずになんとか乗り切った。。。
テントをたたみ下山。
実は昨日の体たらくにすっかり自信をなくし、
本日は硫黄岳から天狗岳のピストンから大幅なルート変更。
それはなんと、唐沢鉱泉から天狗岳のピストン。
なんとも弱気(^^;;;;;;;
土曜日とあって、行者小屋からの下山途中に登りの方々と
いっぱいあいさつを交わす。
今日も天気がええんで富士山が見えそうだとお話しすると
さすがにみなさんテンションが上がる。
日本人にとって富士山は鉄板ネタやと確信しました。はい。
10:30 下山にも時間がかかりなんじゃかんじゃで
唐沢鉱泉登りはじめがこの時間。
山道をひたすら登ってくだけで、
限界森林も超えずひたすら我慢の登り。
12:00 第一展望台に到着もえらい曇ってる。
しかも60分工程に対し90分もかかってる。。
でもとりあえずとゆーことで第二展望台を目指す。
#天狗岳を目指すといわないところが奥ゆかしいのである
ここから残雪ゾーンがまた出てきたが、昨日の経験値をいかせば
だいじょーぶやろーと振り返りサンボ隊員を見ると、
まだかなりびびってる。(^^;;;;;
12:50 第二展望台に到着も目指す西天狗岳は数分しか頂を拝ませて紅。
すでにオーバーペースであることと、今晩中に帰ることに
予定を変更し、この場で引き返すことにした。
まぁ二日目は見所なしでしたな。。
日本秘湯を守る会のちょうちんが飾ってある唐沢鉱泉で
疲れを癒し関西に戻る。
っも、高速に乗る前に車が突如ストップ。。。
JAFに来てもらい、Nissanにも診てもらうも原因不明。。 orz
いつエンジンストップするかわからん状態で帰りましたとさ。。。
そばのさとさんのざるそばおいしかったなぁ〜
結局八ヶ岳いったのに1ヶ岳しか制してへんとゆーなんとも
かっちょわるい結果になりましたが、お天気がすばらしく
澄んだ空気の中ほんまにええ景色が観れて大満足な登山でした。
関西のお山とは明らかに違うスケールに感動し、
南アルプスや北アルプスにも行きたいなぁ〜との想いが
沸々と湧いてきたのでした。
かしこ。
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